2022.04.22
教室内ピカリ賞と工作教室でのお願い
教室内ピカリ賞と工作教室でのお願い

あっという間に月末ですね。
もう来月の告知の時期で焦りました。
来月のテーマの前に、みなさんにお願いがあります。

毎月のテーマについて

工作教室では、毎月1つずつ新しい工作テーマを追加しています。
これは、季節のイベントや子どもたちが好きそうなものをベースに取り入れています。
それに加え、前月と違う作り方や素材を楽しんでもらおうとか、ここは専用の道具を体験してもらおうとかを考え盛り込んで、材料が一人一つ行きわたるように用意しています。

しかしながら、入会の説明のとき「どうしても気が向かなかったら違うのを作ってもいいよ~」とアナウンスしているのもあって、毎月のテーマは全く作らない子も結構いるのが現状です。

ある程度の自由度はあるべきとの考えからなのですが、講師の想いとしては、その月のテーマには新しい学びを取り入れるようにしているので、「工作教室」の名のもと、できれば月の課題はクリアしてもらいたいなと思っています。

「自由に遊びに来る場所」ではなく、「ものづくりやアートの学びの場」という意識で、今月の工作テーマが完成したら、別のテーマをする、というようにやってみてもらえたらと思います。

そのテーマに興味が惹かれないのはなぜ?

興味が引かれないのは、デザインを思いつかないからかもしれません。
お姫様系が好きな子が飛行機は興味が湧かなかったり、かっこいい系が好きな子がイースターエッグの丸いフォルムに惹かれなかったり…あると思います。

実はそれ、今まで見てきたパターンや、見本のテイストにイメージを引っ張られてしまっていないか、考えてみましょう。

何でも自分色に染める

めっちゃ姫系の飛行機は、本物の羽を纏って、鳥かごのようなゴンドラが吊るされているとかいかがでしょうか。
かっこいい系が好きな子の卵は、トゲトゲの恐竜の卵に。バニーのデザインを親恐竜にして、卵を抱えているデザインとかいかがでしょう。

何でも自分テイストに染めてしまえばいいのです。
難しそうですが、これは毎回無意識で子どもたちがやっていることなんです。
しかし、見本のテイストや経験上のパターンと、自分のイメージが離れていればいるほど、苦手意識が生まれます。


心配しなくても、自分らしさというのは、必ず作品に表れます。
むしろ、「私っぽくない」→「私が作ったらどうなるか見てて」ぐらいの気持ちで、「普段は選ばない」→「未知の融合で新しい扉が開くかも」
そんな風に考えてみてほしいと思います。

オーソドックスやありがちを覆すことは、発想のチャンスであり、そこから新しい表現が始まります。

毎月のテーマに挑戦する意味

学校でも仕事でも必ずしも与えられた(依頼された)テーマが自分の得意なことや好きなことではないことがあります。
私は「キュートなデザインを作ること」が実は苦手で、子ども用のクラフト本の話が来たときは、内心「どうしよ…」と思いましたし、浮世絵とのコラボ展示の時も、断りたい衝動にかられました…。
究極は、「見たことないようなステキな作品を販売したいので考えてください」という依頼も。

発想力や問題解決能力は、こういった挑戦によって培われます。
繰り返しになりますが、好きじゃないなと感じたら、好きな方向へ作っていくだけ。
一歩を踏み出せば、だんだん自分らしさが表れてくる、そうすると楽しいかもと思えてくる、構想が頭にはっきり浮かぶころには、自分の新しい可能性に気づくはずです。

そこで、ピカリ賞☆はじめます!

そこで、みんなが楽しく毎月のテーマにチャレンジできるように、毎月のピカリ賞を写真とともに教室に掲載したいと思います。

ピカリ賞は、自分で工夫した作品や、新しいことをがんばった作品、丁寧に作りこんだ作品、色合いやデザインが素敵な作品など、みんなに紹介したくなるようなピカリと光る工作作品をピックアップします。

豪華賞品も考えています!
ぜひチャレンジしてくださいね。