2023.08.26
9月造形「電動ろくろ、始まります」
9月造形「電動ろくろ、始まります」

9月の造形は、陶芸です。
そして、今回から電動ろくろの授業が始まります。
この日は、湯呑を作ります。
(写真は前回のランプシェードのときのもの)

初回から作品を電動ろくろで完成させるのは、とても難しいので、先生が手直ししつつやっていきます。
最初は「電動ろくろ体験」だと思ってください。

今後は毎回、電動ろくろを使っていきますから、どんどん一人で作れるようになるといいですね!

この前、髙田先生の工房に打ち合わせに行ったら、下のような光景を見つけました。
こちらは、粘土を作っているところだそうです。

「え!粘土って、『粘土』が届くんだと思ってた」というと、
「一応そういうものも売っているけど、自分に合った粘土を作るのが通常だよ」と教えてくれました。


粘土を作る作業は、まず、備前土の原土を乾かし、砕いて、水の入った桶に入れて撹拌します。
その泥水を濾して、石やゴミを取り除きます。
その後何日か置いておいて、うわ水を取っていくそうです。
残った泥土を素焼きの鉢(ドベ鉢)にいれて、乾燥させ(←今ココ)、丁度いい硬さになったら取り出してよく練ります。
それでやっと粘土の出来上がり出来上がり~~~。

材料を用意するだけで、こんなに骨の折れる作業なんですね!
これを捏ねて、作品にして、1190℃〜1220℃の温度で、1週間も焼き続けるそうです。

子どもたちに年4回も授業してくれている髙田先生…本当にありがとう~…ありがとう~…。
塾生の中で造形を取る子たちは一部ですが、一度の体験ではなく、子どものときに継続して学べるという貴重な体験を、ぜひさせてあげてほしいと思いました。

私はその機会を提供できる場とカリキュラムを作ることをがんばっていきます。